本年5月20日、弊社も企画面で協力いたしております「被災写真救済の手引き 〜津波・洪水などで水損した写真への対応マニュアル 〜」(国書刊行会・刊)が刊行されましたので、お知らせいたします。
著者はボランティア団体「陸前高田被災資料デジタル化プロジェクト(以下・RD3プロジェクト)」で、弊社代表が実行委員長を務めております。RD3プロジェクトは、東日本大震災によって被災した陸前高田市立博物館などの資料のうち、主に写真資料のクリーニング・デジタル化などを目的に発足したボランティア団体です。海水損した写真の対処は難航を極めましたが、作業が完了したことを受けて、活動を通じて確立したノウハウを取りまとめました。
実際にどのような活動を行ったのか、実作業にあたってはどのような問題に直面したのか、それをどう解決したのか。被災した写真類の救済方法は、前例のないものであったため、すべてが手探りで進行しました。こうした一連のプロセスと方法論は、今後の文化財の保護の上でも参考としていただけるものと考え、作業の段取りや内容を細かく書き残すことにしたものです。
自治体関係者、博物館関係者の皆様方におかれましては、今後への備えの意味も含め、貴重な文献としてお読みいただける内容となっております。ぜひ手にお取り下さいますよう、ご案内いたします。
被災写真救済の手引き
津波・洪水などで水損した写真への対応マニュアル
RD3プロジェクト 著
発売日:平成28年5月20日
判型:A5判 ISBN:978-4-336-05926-0
ページ数:160 頁 Cコード:0000
定価:1,404円 (本体価格1,300円)
株式会社ミュージアムメディア研究所
TEL:03-6457-8551
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内田剛史(info@museummedialabo.jp)
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